【夫と両親に感謝】バツイチ子連れの私を包み込んでくれる優しい夫と両親

『一応独身です』ととっさに答えて後ろめたさを感じる私

私は現在32歳で、前夫の子供を連れて夫と再婚をしました。夫は私より5歳年上の初婚です。再婚をしたのは一年前で、結婚式は挙げずに家族写真を撮りました。前夫とは結婚当初から喧嘩が絶えず幼い子供には、辛く恐怖の中での生活だったと思います。

前夫と離婚後、私は結婚式場や華道教室などにも花を納める花屋さんでの職に就きました。一般客にも花を売却する店舗があって、店先を清掃し花を並べたりしながらの穏やかな仕事に恵まれました。初夏のあの日、いつものように私が店先を清掃していると、一人の男性が汗を拭いながら店の前を足早に歩いて行きました。ありきたりのようなシチュエーションですが、その男性がハンカチを落とし、落としたハンカチを拾って男性に手渡したのが出会いでした。

「ハンカチ、落としましたよ。」と男性に手渡すとにっこり微笑み「すみません!ありがとうございます!」と言って頭を下げられたのが印象的でした。それ以来、男性は店の前を通るたび、私に挨拶をしてくれるようになりました。少しづつ、言葉を交わすようになったある日、とうとつに「ご結婚されてるんですか?」と聞かれました。私は答えに詰まりましたが、「一応独身です。」と答えました。それ聞いた男性は、「良かった。」と微笑みを浮かべましたが、私はこの時、後ろめたさを感じました。

バツイチ子供ありの私は交際なんて無理だと思っていた

その日午後9時の閉店時間に合わせ店の前に男性が立っていました。、私の気持ちの中には、男性から交際を申し込まれたいと言う思いと、交際が叶ったとしても結婚は叶わないだろうと言う思いで胸が切なさで一杯になりました。予想通り男性は私に交際を申し込んでくれました。私はこの時、私には離婚歴があり子供がいることを理由に交際を断りました。

この話を聞かされた男性は一瞬言葉を失っていたように見えましたが、「それが何か問題になりますか。」と言葉を返してくれました。「お子さんを連れて動物園にでも行きませんか?まず、お子さんに気に入られる必要がありそうですね。」と笑って言ってくれたのです。4歳の子供にも男性がパパでないことは理解できます。動物園に訪れた時の子供の気持ちはどんなものだったのでしょうか。この日から3人で出掛け子供も男性になつき始めました。

そして数ヶ月後、プロポーズをされ結婚を承諾しました。私の両親は、孫と娘をよろしくと涙をながしていました。私の両親の承諾を得てから彼の両親に私は初めて会いました。きっと、反対されると思っていましたが彼のご両親は、「早く、お子さんを連れて来てください。」と言ってくださいました。

私達はお互いの両親を交え家族写真を撮りました。この時子供に「ママ、お嫁さんになるの?」と呟かれたのです。どんなに良い方の中にいても、子供にとってはしなくてもいい苦労が待っていることは予想がつきます。あどけない顔をして不思議そうに私の顔を見つめる子供に私は心の中で「ごめんね」と呟きました。

連れ子と自分の子と分け隔てなく可愛がってくれる夫と両親の優しさと

この日から私の夫になった彼は同時に子供の「パパ」になりました。連れ子の子供にありったけの愛情を注ぎ、子供も彼を「おとうさん」と呼ぶようになっていました。子供心に「別れたパパがパパ」で「ママがお嫁さんになったこの人はお父さん」と理解しようとしたのでしょう。そんな子供が「僕、弟が欲しい。一緒にクワガタ捕まえたい。」と言い出してくれたのです。私達の気持ちを汲んで出た言葉ではないのですが、私は夫の子供が欲しいと心から思いました。

今、私達夫婦は二人の子供と4人の暮らしを幸せをかみ締めながら送っています。離婚歴があり子供もいる私を嫁に迎える彼の両親の気持ちは予想を遙かに超えるものがあります。それでも自分達の本当の孫と連れ子の私の子供を分け隔て無く可愛がってくれる彼の両親と彼の存在は、神様が与えてくれた御慈悲としか言いようがありません。

多少は初婚の彼に引け目を感じる生活を覚悟した時期もありましたが、彼の包容力と優しさでそんなことを感じさせない生活を送れています。前夫と喧嘩をし過ぎたせいか、主人とは一度も喧嘩になりません。こんなに幸せで良いのかとも思いますが、主人に巡り会うことができて良かったと心から思っています。