経済的な安定は欲しかったが、それを結婚の目的にするのは違うと気づいた

就職難な世代なので、周りの友達も結婚相手には経済的安定を求めてた

40歳女性、専業主婦をしています。ですので当然のことながら既婚者です。夫とは婚活を通してではなく、職場で出会いました。私が大学4年生の頃というのは、就職活動が「超氷河期」と言われていた時代でした。就職活動市場はかなりの買い手市場で、面接を受けに行っても高圧的な態度の担当者が多かったです。

「男女雇用機会均等法の存在があるから募集はかけているが、実際のところ女子を採用する予定はない」と面と向かって言われたこともありました。結局私は、内定をもらうことができませんでした。大学では教員免許も取得したので、地元の高校で非常勤の講師として勤務を始め、フリーターのような生活を送っていました。

大学の同級生の友人達も私と同じような状況の子達がたくさんいました。友人達と会うと必ず、「経済的安定のためにも結婚したいよね!」という話が出たものでした。

あるとき、友人の一人がお見合いをしたという話を聞きました。その話を聞いて、それまでは出会いの場として考えたこともなかったけれど、意外とお見合いもいいものだなぁ…と思っている自分がいました。

世話好きのおばさんに『いい人いたらお願いします!』とアピールしお見合いしました!

そういえば世話好きのおばさんがいたなぁ…と父のいとこにあたるおばさんの顔が目に浮かび、「いい人がいたら紹介してくださいね」とアピールを始めました。すぐに何人かを紹介されました。お見合いは全部で7回、セッティングしてもらいました。

なかなかピンとくる方とは巡り会わなかったのですが、一番迷ったのは、ご両親が幼稚園を経営されているお寺のご子息でした。将来は、幼稚園もお寺もその方に引き継がれるとのことでした。

当然、義理の両親との同居が前提です。私は教員免許も所有しているので、結婚したら幼稚園の経営にも携わって欲しいと相手のご両親から言われました。

迷ったけど…結婚=永久就職ではない!と気づけました!

本当に迷ったのですが、最後の最後で「結婚=永久就職ではない!」ということに気づかされ、私の方からお断りをしました。決断を迫られた時、経済的な安定も欲しいけれど、それだけを目的とした結婚はなんだか寂しいと感じてしまったのです。

当時の私や友人も含めてですが、婚活に励んでいる女性というのはやはり、継続的かつ経済的な安定を望んでいる方が多いように感じます。「それ(経済的安定)さえ実現できれば、他は何も望まない」という方もいるかもしれませんが、私の場合、それだけでは精神的に満たされないものがあることを思い知らされました。

ですが、7回のお見合いの経験そのものは無駄なものではなかったと、自信を持って言えます。その経験があったからこそ、今の夫の良さも理解することができたと思うからです。